私は妊娠中からマミーブレインのような症状が現れはじめ、産後も2年近くまで続きました。
マミーブレインとは、出産後、母親の認知機能(決断力や思考力、集中力など)が低下している状態のことです。
昔は「産後ボケ」とも呼ばれたり、英語では「Baby brain」と呼びます。
医学用語ではありませんが、世界中多くの産後の母親に見られる特徴として、近年研究が進んでいます。

私が実感したマミーブレイン症状は、大きく次の3つです。
- 集中力がない・注意が散漫する
- 考えがまとまらない
- 日常生活の行動に些細な支障が出る
今回は、産後2年の「マミーブレインが落ち着いたかな?」と思えるようになるまでの間に取り組んだことを紹介します。
マミーブレイン中の方や、サポートするご家族の方の参考になれば幸いです。
マミーブレイン対策① 短い文章から読む
以前はよく読書もしていたのですが、マミーブレインのひどい時期は、文章を読むのが辛くて雑誌すら読めませんでした。
- いつの間にか読むのをやめている
- 読んでも頭に入らない
- 気付いたらページをめくってるだけ
それでも初めての育児で情報が必要だったので、情報収集しつつマミーブレイン対策になった方法を紹介します。
YouTubeで情報収集&マミーブレイン対策
YouTubeには、育児や生活の情報を提供してくれる動画がたくさんあります。
字幕や文字付きの動画も多いので、文章に慣れていく練習もできます。
動画を見ながら時々メモをとれば、さらに思考の訓練になります。

時々おかしな情報を提供する投稿者もいるので、
- 再生回数が多い動画
- 登録者数が多い動画
- コメントの内容
を確認するのがいいと思います。
雑誌で情報収集&マミーブレイン対策
雑誌は写真が多く、文字は少なめだったりします。
好きなジャンルの雑誌で、文章を読む練習をするのもおすすめです。
私は図書館で雑誌を借りて読みました。

私は育児雑誌『Baby-mo』、主婦雑誌『サンキュ!』をよく眺めました。
図書館に行くだけで運動にもなるし、スマホから離れられて、気晴らしにもなりました♪
マミーブレイン対策② 手帳やノートを使う
短い文章を読むのに慣れてきたら、今度は考える練習を始めました。
育児中はやることがたくさんあるのに、段取り作りや優先順位決めができないと、何も手に付きません。

私は妊娠前からノートやスケジュール帳を使っていたので、産前・産後も紙を使い、まずは予定の管理から始めました。

- 通院や行事などの予定を書く
- 買い物リストを書く
- 買い物する日程を書く
- すること(ToDo)リストを書く
- 子どもの発達目安を書く・資料を挟んでおく
など、主に「決まっていること」を書いています。
- 調べた情報メモ
- 買い物リストの下書き
- 気になることをリストアップ
- 考えたい事柄(家の整理整頓や固定献立決めなど…)
- 買う予定のものの比較情報
など、「あやふや・はっきりしないこと・検討が必要なこと」を書き、それぞれ一つずつ、できる範囲で深掘りしてメモしました。
雑記ノートで思考を整理して、スケジュール手帳で行動予定にする
するべきことを予定にしてしまうことで、予定当日の考える手間と時間を省くことができます。
マミーブレイン中には考えることに時間がかかっていました。
なので私は、「考える作業は前もって済ませる。用事を実行する時には、その用事に集中しやすくする」という状態を目指しました。

手帳とノートを使う順序は、次の3段階にしました。
- 日程などはっきり決まっていることを、スケジュール帳に書いて行動予定にする
- モヤモヤしていること(はっきりしないこと・考えたり調べたりが必要なことなど)は、雑記ノートに書きながら考える
- (2.のつづき)結論、すること、期日などがはっきり決まったら、スケジュール帳に書いて行動予定にする
上のように「雑記ノートで考えて、スケジュール手帳に予定にする」ことで、モヤモヤした思考をはっきりさせて行動に繋げやすいようにしていました。

1.ではじめにスケジュール手帳に記入する理由は、「すでに決まっていること」と「2.モヤモヤしていること」を区別するためです。
「すでに決まっていること」について改めて考えて堂々巡りになってしまうことを防ぐために、決まっていることは先に予定にしてしまい、
残った「2.モヤモヤしていること」に集中できるようにしています。
思考整理と予定管理をして、どうなるの?
手帳・ノートで思考と予定を管理すると、やりたいことを少しずつ進められて、イベントや用事の準備・心構えなどが、多少はできるようになってきました。

頭の中に少しゆとりができるので、次のような用事も考えていくことができます。
- 子どもの睡眠リズムの把握(育児アプリ使用)
- 毎日のタイムスケジュール作り
- 家事の段取りを考える
- 家事の見直し
- 家事の夫婦の分担化
- 先のスケジュールの見通しを立てる(ライフプラン)
さらに効率よく育児・日常生活を送るためのことを考える余裕ができ、この先の時間を有意義に使えるようになります。

私がこんなことをしている頃には、子どもも夜通し眠れるようになったり、まとめてお昼寝してくれるようにもなってきました。
↓マミーブレイン後からのスケジュール管理方法はこちらで紹介しています。
マミーブレイン対策③ 細かいこと・嫌な気持ちは振り返らない
予定しても用事ができないこと・忘れていたこともよくありましたが、できるだけ気にしないようにしました。
嫌な思いをして振り返ってしまうこともありますが、それよりも「これからすること」に目を向けました。

できなかったこと・嫌な思い出に意識を向けているうちに、頭の中は不快な気持ちの堂々巡りになり、産後うつにもつながります。
資格取得の勉強もマミーブレイン対策になった
産後1年を過ぎた頃、まだまだ頭はいつもふわふわ浮いたような感覚で、マミーブレイン中だったように思います。
そろそろ育児や家のことも少し落ち着いたし、自分の仕事のことを考えなければなりませんでした。

でもこんな頭で、仕事できる気がしない…
手始めに自分が興味のある、簡単そうな資格を取得するための勉強を始めました。
資格取得は「〇月〇日の試験に合格して資格をとる」というゴールがあるので、モチベーションが維持しやすく、集中力を保つ練習に向いています。

本当は取りたい資格はFP3級でしたが、用語や計算が多く、頭が働かないお金の勉強初心者には難しそう…
興味本位でカラーコーディネーター(スタンダードクラス)の資格を取ることにしました。
マミーブレインに資格の勉強がよかったと思える理由
資格の勉強と取得はマミーブレイン中の私にとって、次のようなたくさんのメリットがありました。
- 参考書を読んで文章に慣れる
- 勉強時間を作るための家事などのスケジュール管理をするようになる
- 試験日までの勉強スケジュール管理をする
- 勉強以外の、家事や用事の効率を上げる工夫を考えるようになる
- 短時間でも、勉強に取り組むことで集中力を上げる練習になる
- 閉塞感を感じやすい乳児の育児生活から解放感がある
- 家事育児以外のことに意欲をもって、育児ストレス緩和
- 勉強の段取りがうまくいったり、資格取得によって達成感を得られる
産後1年10か月頃を過ぎてから、ようやくマミーブレインが落ち着いた実感が沸いた
産後1年半、1つ目の資格試験に合格して得たこと
産後1年半頃、趣味で受けたカラーコーディネーター(スタンダードクラス)の資格試験に合格しました。
資格を取得したことも自信につながりますが、私はそれ以上に、
- 長い文章を読むことができるようになった
- スケジュール管理ができるようになってきた
- 勉強の段取りを組むことができていた
というようなことに自信が付きました。
産後1年10か月、2つ目の資格試験に合格してマミーブレインからの脱却を実感
カラーコーディネーター試験からステップアップして、本来取りたかったFP3級の試験勉強を始めました。
FP3級は「勉強さえすれば合格できる」と言われるほど合格率の高い資格なので、勉強のモチベーションや時間、スケジュール管理が重要になります。
マミーブレイン中は文章を読むこと・集中力・段取り・スケジュール管理などに支障が出ていました。
FP3級試験は法律や金融の用語の他に計算問題もあるので、マミーブレインのひどい以前の状態ではきっと、テキストを読むことも続かなかったと思います。

私は算数苦手、お金の知識ほぼゼロの、一からの勉強スタートになりました…
マミーブレイン真っ最中にFP3級は勉強できた気がしません。
段階を踏んで頭や生活を整理してから勉強し始めたおかげか、段取り良く勉強できて一発合格しました。
今回FP3級に合格したことで、マミーブレインから脱却できた実感が沸きました。
マミーブレインを振り返る
また私は「子ども3歳まではほぼ専業主婦」の予定だったので、マミーブレイン中も働いていません。
もし仕事を始めていたら、もっと切羽詰まって早く考える必要が出てくるか、それともパンクしていっぱいいっぱいな生活を送っていたかもしれません。

正直なところ、もう少し段取り良くマミーブレインから脱却できたのでは?と思うくらい、遠回りしていると感じています。
しかしそれらは全て、後になった今だから思えること。
当時は初めての出産と育児生活で、本当に頭の中に何も入れられないくらい、からっぽだったりモヤモヤが詰まっていたりしてこれで精一杯でした。
最後に
私のマミーブレイン中の様子や、取り組んだことを紹介しました。
妊娠も出産も、そして産後の経過も人それぞれちがいます。
「こんな人もいるんだ」「こうなる場合もあるんだ」程度にとらえて、ご自身なりの妊娠・育児生活をできるだけ楽しく過ごしてもらえたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

