わが子が新生児の頃、背中スイッチがあり寝かしつけは抱っこでした。
立って縦抱っこで左右に揺れないと泣き止まず、でも子どもの顔をよく見たら、時々目を開けて起きている。(寝てくれ)
私は初めての育児で体力もなく、赤ちゃんの泣き声で気持ちが焦って、余計ストレスを感じていました。
ゆるい自己流ねんねトレーニング(ネントレ)っぽいことを試してみて、生後4か月頃には布団で眠ってもらうことに成功しました。
今回はわが家で行なった、布団で寝てもらう練習を紹介します。
- 赤ちゃんに布団で寝てほしい
- でもネントレはなんかちょっとなぁ
- 寝かしつけのアイデアを探している
自分の価値観をはっきりさせる
自分の価値観をゆっくりでいいので考え、紙に書きだしてみました。
- できるだけ布団で寝てほしい
- せめて夜だけでも布団で寝てほしい
- 寝かしつけに延々と抱っこで揺らすのが辛い
- 抱っこ中は何もできないのが辛い
- 布団に置いて泣かれるのも辛い
このように書き出すことで、私は「できるだけ泣かせずに、布団で寝かせたい」と思っていることがわかります。
ネントレも調べると色々あり、中には「泣いていても(数分は)抱っこしない」という方法もあります。
細かいルールはめんどくさかったので、私は「ゆるい自己流ネントレ」をすることにしました。
昼夜の区別をつける
まずはじめに、昼夜の区別を付ける習慣作りをします。
- 朝 6時頃にカーテンを開け、部屋を明るくする
- 夜 18時頃に消灯し、部屋を暗くする
決して、毎日必ずぴったりこの時間だったわけではありません。
朝は子どもの目覚めや私の目覚め、夜は用事をしていたら少し遅れる、などで時間は前後します。
だいたいこの時間辺りで、カーテンや照明で明暗を作るようにしました。
わが家では生後2週間たってから始め、生後1か月までこの習慣だけを続けました。
寝かしつけ方法をいくつか試す
生後1か月を過ぎて、私が心身ともに少しだけ余裕ができた頃から、寝かしつけ方法を探り始めました。
- 横抱きして左右に揺れる
- ↑をしながら小声で歌を歌う
- 横抱きでバランスボール運動をする
当時は私の情報収集が足りず、この3つしかしていませんでした。
スワドルとか知ってたら使ってみたかった
すぐ寝る方法は見付けられませんでしたが、
この中で私が一番辛くない方法は「抱っこでバランスボール運動」だとわかりました。
辛くない寝かしつけ方法を知れた、というだけでも大収穫です。
寝室を暗くする
生後2か月過ぎ、里帰りから自宅に戻ってから、安眠のため寝室が暗くなるよう模様替えをしました。
- 大き目の遮光カーテンに買い替え、下からの光を減らす
- カーテンの付け方を変え、左右からの光を減らす
- カーテンボックスを設置し、上からの光を減らす
これでベランダのガラス戸から漏れる光をかなり減らし、暗い寝室を作ることができました。
就寝ルーチンを作る
「入眠儀式」「ねんねルーティン」とも言われる、眠りにつくまでの習慣をわが家でも作りました。
よくあるのは「絵本を読む」ですが、わが家では絵本ではありません。
- 入浴する
- 電気を消して回る(寝室や他の部屋は真っ暗、キッチンは豆球)
- 薄暗いキッチンで静かにミルクを飲む
- 布団に転がる
夜に絵本を読むほどの元気が私にはなかった…
「薄暗い部屋でミルクを飲んで過ごして」から「暗い寝室に入る」ことで、少しずつ光の刺激を抑えながら眠気を誘う、というイメージでこのようなルーチンにしました。
布団の上に置かれる練習をする
布団に泣かずに置かれる練習、これが一番大変でした。
生後2か月~4か月の、夫の育休期間中に一緒に取り組みました。
まずは夜の就寝時から始めました。
前項の「就寝ルーチン」で最後に「4.布団に転がる」と書いている通り、
ミルクを飲んで、少しの休憩がてらげっぷをした後、暗い寝室の布団に子どもを置きます。
※隣の部屋は豆球がついているのでほんのり見える。
初めはもちろん泣いていましたが、抱っこして泣き止んだらまた置いたり、
毎日同じ習慣を続けていると子どももわかってきたのか、置かれるだけでは泣かなくなりました。
このまま眠れるといいのですが、それはまた次の段階の話。
布団に置かれることに慣れてもらうだけでも、大きな一歩です。
抱っこしない寝かしつけ方法を探す
就寝時に布団に置いてもすぐに泣かなくなったら、今度は抱っこしない寝かしつけを目指します。
眠たいのに眠れなくて泣く → 泣いてさらに眠れなくなる… のループになっていたように思ったので、
就寝時に泣いているときに「抱っこ以外で泣き止ませる方法」を探しました。
いつも同じ方法が効くとは限らないので、複数の方法を準備してその時々で試しました。
- 「子どもが泣き止む音楽」をかける
- ビニール袋の擦れる音を聞かせる
- 胎内音、ホワイトノイズなどを聞かせる
- 胸の辺りを手でさすったり、トントンする
- 胸の辺りを手でさすったり、トントンする + 小さな声で子守唄を歌う
- 声帯閉鎖の声を出す(「何の音?」と言わんばかりに泣き止む)
- うちわで瞬間的に風を当てる(これもちょっと驚いて泣き止む)
うちの子は風や声帯閉鎖の音(ガラガラした声)で驚いて泣き止みましたが、これでさらに泣くことはなかったので、この方法で続けました。
どうしてもできないとき、妥協案を見つける
日によっては何をしても泣き止まないこともあります。
そんな時はあきらめて、抱っこでゆらゆら、またはバランスボールで揺れて、寝かしつけることもありました。
そんなこんなしているうちに、子どもの成長もあって生後4か月を過ぎると、布団で泣かずに寝付いてくれるようになりました。
寝返りができるようになり、うつ伏せで指を吸いながら寝る、という体勢が落ち着いて眠りやすかったのかもしれません。
昼寝は眠たそうにしていたら部屋を暗くしただけで、寝かしつけせずに寝てくれました。
私は「布団で寝てほしい」と思っていたので、わが家のネントレは大成功です。
その後
1歳10か月までミルクを飲んでいたので、それまで同じ就寝ルーチンを続けました。
1歳頃から意思表示が増えてきて、「一緒に寝てほしい」という要望で、一緒に寝床に並んでいました。
隣に寝転がるだけで、寝かしつけせずに寝てくれました。
時々「一人で寝る」ということをジェスチャーして一人で部屋に入って寝付くこともあり、寝かしつけというより同伴ですが、本人の気分次第です。
2歳を過ぎた最近では、ミルクは飲んでいないので就寝ルーチンは変わりましたが、「一緒に寝てほしい」と意思表示して一緒に寝ていることが多いです。
最後に
わが家の子ども0歳・布団で寝る練習(ネントレ)について紹介しました。
結果として成功しましたが、変な方法で泣き止ませて寝かせているので、疑問に思う方もいるかもしれません。
泣き止ませ方についてはほとんどの赤ちゃんに共通するものではないと思うので、あまりお勧めしません。
もしなにかご意見や、やってみた、という方がいらっしゃいましたら、「お問い合わせ」フォームから教えていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。