出産経験のある女性の中には、産後「頭の働きが鈍くなった」と自覚のある方がいらっしゃるのではないでしょうか?
マミーブレインとは、出産後、母親の認知機能(決断力や思考力、集中力など)が低下している状態のことです。
昔は「産後ボケ」とも呼ばれたり、英語では「Baby brain」と呼びます。
医学用語ではありませんが、世界中多くの産後の母親に見られる特徴として、近年研究が進んでいます。
私の経験したマミーブレインを紹介します。
同じ体験をしている方の励みになればと思います。
妊娠中からすでにマミーブレインのような症状

私の場合は、妊娠初期からすでに次のような症状が始まっていました。
- 文章を読むのが辛い
- 考え事や調べ物をしても、すぐに色々なちがうことを考えてしまう
- 優先順位をつけられない
- 食事や飲み物を口に運ぶときに、よくこぼす
など、基本的に集中力がない(注意が散漫)状態が多かったです。

妊娠初期、私は吐きづわりがひどく、栄養は摂れない・脱水状態・睡眠不足が続いていました。
重症妊娠悪阻で入院するほどの状態だったので、本当のところマミーブレインだったのか、酷い嘔吐からの脱水症状による認知機能の低下が表れていたのか、どちらだったのかははっきりしません。
産後のマミーブレインの状態

出産後~2年間は、さらにたくさんの症状を感じていました。
集中力の低下だけでなく、決断力、思考力などの認知機能全般が低下しているのを実感しました。
集中力がない・注意が散漫する
- 文章を読むのが辛い
- 考え事や調べ物をしても、すぐに色々なちがうことを考えてしまう
- さっきまで考えていたことが思い出せないことが多い
- 問題の解決方法を考えていても、別の問題が次々と頭に浮かんでくる
考えがまとまらない
- 優先順位をつけられない
- 段取りよくすることができない
- 自分の困っていることがわからない
- 問題の解決方法を考えられない
- いつも頭がふわふわ浮いた感覚でいる
- 次にする家事を決めるのに時間がかかる
行動に支障が出る
- 食事や飲み物を口に運ぶときに、よくこぼす
- 家事や用事を途中のまま放置し、別のことをし始める
- 買い物リストを持って買い物しても、買い忘れが多い
- 大人の食事を用意する際、メニュー(献立)を決められない
- 「〇時に到着」という予定で、何時に家を出ればいいのか決められない
- 遊び場などへ行くと、周りの様子を観察できない
- 他人の気持ちを察する余裕がない
- 他人と会話ができない
産後もうすぐ3年。現在の状態と、マミーブレイン振り返り
産後2年を過ぎてから、マミーブレインはかなり落ち着いたように思います。

産後半年頃から次のことに取り組み、マミーブレインでもかなり生活の役に立ったと実感しています。
- スケジュール管理
- タスク管理
- 情報収集・整理
- 思考整理
- 人付き合い・コミュニケーションを増やした
- 子どもの成長に伴って生活リズムが落ち着いてきた
上の取り組みは、マミーブレインが落ち着いた現在でも続けています。
最後に
私のマミーブレイン体験を紹介しました。
妊娠中の方や、産後頭が働かなくて辛い方、子どもが生まれたばかりの旦那さんや、母親を支える周りの方々に、「こんなこともあるんだ」と少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。