わが家ははじめから一人っ子のつもりで、妊娠・出産しました。
一人っ子を計画していた理由を解説します。
お金の問題
子ども一人を大学卒業まで育てるのに、生活必需品、学習費、食費など合わせて、1,000万円程度かかると言われています。
夫婦の老後資金も、「一人2,000万円必要」と言われています。
何歳まで働くか、健康の程度、生活水準の程度、物価の上昇などで必要な金額は変わります。
働いて収入を得ながら支出するので、「これから子どもを産むから今すぐ1,000万円要る!」というわけではありません。
わが家は、夫は手取り年収約300万円(2024年現在)。私がパート労働を始めたら年収おそらく100万円くらい。
多少はゆとりのある暮らしをしたいことを考えると、子どもは1人育てるのでいっぱいかなと思い、一人っ子を選択しました。
もし子どもが2人以上いれば、その時はその時で何とかなるかもしれませんが、あまり貧しい暮らしをさせたくはありません。
1人目妊娠中のつわりが酷かった問題
私は2年間不妊治療をして、体外受精で妊娠しました。
私の体質ですが、正直不妊治療より妊娠中のつわりの方が辛かったです。
妊娠2~4か月の間、脱水がひどく40日間入院していました。
妊娠の度に同じ症状になるとは限りませんが、もし2人目以降を妊娠中に吐きつわりが酷かったら、家事も上の子の相手もできず大変なことになっていると思います。
そしてわが家の近所には産婦人科医院がなく、点滴通院をしようにも電車かタクシーで移動しなければなりません。
もしくは思い切って引っ越し。
あまりに辛い妊娠期だったので、同じことになるのはできれば避けたいです。。。
もし自然妊娠したらどうにかがんばります…
精神的キャパシティの問題
私は要領が悪いので、できるだけ前もって考えて、計画を立ててから行動するようにしています。
子どもが2歳になった今は、子どもの予定を最優先に、私の予定も入れて、毎日の家事、時々の家事、先の予定を立てる、日々の細かな用事、などとても多忙な日々を送っています。
順調な多忙だと充実感があっていいのですが、「したいことができない不満が溜まりすぎる多忙」になると、疲れすぎて抑うつ状態になり、逆に何も手に付かなくなってしまいます。
そしてこういうタスク管理は夫はもっと苦手なので、助けてもらえない…
自分のメンタルの健康を保つことが、自分にとっても子どもの生活にとっても最優先です。
子どもが一人増えると、タスクだけでなく気を使う場面もさらに増えることは間違いありません。
私にとっては「子どもは一人」が、自分のメンタル面の健康を保つ範囲だと思っています。
サポート環境が心配
私たち夫婦の両親は電車で1時間の距離に住んでいます。
しっかり働いていたり、子どもが巣立った後を満喫していたり、あまり頼ることができません。
自治体で運営されているファミリーサポートもありますが、他人に預ける不安もあります。
保育資格などを持つ民間サービスのベビーシッターは、頼もしいですが費用を考えると頻繁には利用しづらい。
地域の保育園の預かりサービスや、ママ友に助けてもらう、などもありますが、やはり気を遣うので、頻繁な利用はできません。
子どもを預かってもらうサポートだけではなく、家事や細かな雑用、調べ物や考え事、家計管理など、生活全体を助けてほしいことも多々感じます。
一番いいのは夫に助けてもらうことですが、育休を取ってくれてもせいぜい2~3か月。復帰後は帰宅が夜遅い、などの問題もあります。
しかし家事サービスは、お金がかかる。
子どもを預けるよりお金がかかるのではないでしょうか?
そう考えると、「子どもは一人で充分」と思ってしまいます。
最後に
わが家が一人っ子を希望した理由を解説してみました。
計画一人っ子の理由は、家庭や個人により様々です。
価値観も時間の経過とともに変わります。
私ももしかして気が変わって、明日「2人目欲しい」と思っているかもしれません。
産むなら、環境も金銭的にもしっかり育てる覚悟で臨みたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。