ミルク育児は体力を消耗しないし、夫や他人に任せることもできて楽に思うかもしれませんが、細かい作業が多く、結構めんどくさいです。
子どもにおいしくミルクを飲んでもらうために、私が「できるだけ手間をかけずに自分にゆとりを持って飲ませたい」と思って実践していたミルク作りを紹介します。
- 家が狭くてウォーターサーバーは置けない
- でもミルクや水のストックを置く場所はある
- 子どもは誕生から1歳10か月まで完全ミルク
- 子どもは離乳食よりミルク派
- 1歳過ぎたらミルクは1日240cc×5回飲んでた
粉ミルクはミルクストッカーに入れて【毎回の軽量なし】
ミルクストッカーは、粉ミルクを適量入れられるケースです。
子どもが今飲んでいる粉ミルクの量の分だけ、大缶からストッカーに小分けにいれておきます。
フタを閉めて、その日のうちに消費しましょう。
1日過ぎるとミルクが湿気ていきます。
注ぎ口はたいていの場合、哺乳瓶に入れやすいようロウト状にすぼんでいるので、こぼれる心配が少なく済みます。
一番役に立ったのは、夜中のミルク作りの時でした。
夜中のミルクに必要な分量の粉ミルクを、就寝までにミルクストッカーに入れておけば、何も考えずストッカーから哺乳瓶に移し替えてミルクを作れます。
寝ぼけたままで大缶からミルクを作ると、杯数を数え間違えたり、スプーン山盛りだったり、哺乳瓶に入れている途中でスプーンがぶつかってこぼしたり…なんてこともあります。
乾いた哺乳瓶に粉ミルクを入れておくのも良いアイデアですね!
ミルクを飲む回数が減ってきたら、ストッカーを複数用意し、半日分を用意しておくと日中も楽です。
わが家ではダイソーの3連ミルクストッカーを3個使い回していました。
(1回最高4杯使い、他は乾燥中&待機中)
ミルクをちょこちょこ飲みする子にも、たまに軽量の手間が減るだけでもストレスが減らせ、気持ちに少しはゆとりができるかもしれません。
かさばるのが気にならないときには、外出時のミルク作りにも持って行けますね。
ミルクを卒業したら、ボーロなどの小さなおやつを入れて使用できます。
保温ボトルのお湯で【すぐ作れる】
ミルクを溶かすとき、70度以上のお湯を使います。
粉ミルクに入っているかもしれない「サカザキ菌」や「サルモネラ菌」を殺菌するためです。
ウォーターサーバーがおすすめらしいけど、そんな大きなものを置いておけるスペースがない…
わが家はできるだけ場所を取らないよう、保温ボトルを使っていました。
サーモスのこのボトルは、70度以上の保温効果は5時間です。
自宅では、沸かしたてのお湯をボトルに入れて5時間以上経っていたら、ボトルからまた湯沸かしポットに戻して沸かしました。
70度未満とは言え温かいので、すぐ沸きます。水から沸かすよりも確実に時短できます。
1日2回は中身を捨ててリセットし、水から沸かし直して清潔に!
普段の外出は2~3時間で帰ってくるので、これで十分です。
他にも、電子レンジでお湯を沸かして、70度のまま保温できる定番グッズや、
ウォーターサーバーよりはコンパクトな、湯沸かし、出てくる水量の自動調整、設定した温度で保温できる高機能のポットもあるので、
お家やそれぞれの価値観に合った選択ができます。
長時間の外出は、あらかじめベビー向けの設備があるかインターネットで確認してから行きます。
イオンモールなど大型ショッピングモールなら調乳ポットもあり、ホテルなら部屋のポットを使えます。
設備サービスでミルクを作ったら、帰る前に持参のボトルにもお湯を補充させてもらいました。
大阪府の子育て世帯の方は「まいど子でもカード」という名称のカードを取得できます。
このカードを協賛店で提示して、様々なサービスを受けることができます。
コンビニや飲食店で、ミルク用のお湯をもらえます。
「関西子育て応援事業(すくすくかんさい)」という名称の行政サービスで、関西の他府県ではまた違った名称のカードになっています。
家ではお湯+冷水で作って【すぐ適温】
ミルクを熱湯だけで作っていませんか?
ミルクを飲む量が増えると、全部をお湯で作るとなると冷めるまでかなり時間がかかります。
ミルクは、70度以上のお湯で溶かしたら、冷水を継ぎ足してOKです。
湯沸かしした水を冷蔵庫に入れておけば冷水になりますが、
わが家はそれもめんどくさくて、ミルクにも使えるペットボトルの軟水を冷蔵庫で冷やしました。
500mlボトルなので、小分けで使えます。
冷蔵庫の中で「これいつ開けたっけ?」となる前に消費するので、雑菌の繁殖も心配ありません。
長時間の外出にも、未開封ボトルをそのまま荷物に入れられてラクチンでした!
ウォーターサーバーは置けないけれど、箱買いした水を置くスペースはあるわが家。
ミルクウォーマーで保温し【すぐ飲める】
生後6か月頃になると、生活リズムができてきて、子どものミルクを飲む時間もパターンがわかってくると思います。
子どもより早く起きた朝や、次のミルクの時間が近い時、入浴前などに、2時間以内にミルクを飲むとわかっているタイミングで、事前にミルクを作っておきます。
そしてミルクウォーマーで適温で保温しておけば、子どもがミルクを欲しがった時にすぐ飲ませられます!
もちろん、ミルクウォーマーを置く場所はキッチンシンクのすぐとなり。
水、ミルク、哺乳瓶、お湯(後ろ)すべて近くに常備で快適動線!
ミルクを作るときに、お湯+冷水ですでに適温に近くなっています。
さらにミルクウォーマーで保温すれば、すぐにミルクウォーマーで設定した温度になってくれるので、予想より早く子どもがミルクを欲しがっても、熱すぎることなく飲めます。
わが家で使っていた「LARUTAN ミルクウォーマー」は、スチーム消毒もできるので低月齢の哺乳瓶やおもちゃの消毒にも使っていました。
おかげで哺乳瓶の消毒用ポットや薬剤を買わず、そのための場所も取らずにすみました。
ミルクは作って2時間、口を付けてから20分を過ぎると、雑菌が増えます。
時間が経ったミルクは廃棄しましょう。
ミルクにちょっと口を付けても「まだ飲むかもしれない…」と思ってしまう方は、またミルクウォーマーで保温しておけば、20分以内に適温のミルクを何度か飲ませてみることもできます。
【わが家の最強時短】液体ミルク+ミルクウォーマー
一番楽なミルクの準備だと思うのは、液体ミルクをあげることです。
液体ミルクは常温で保管・飲めるので、非常時の備えとしておすすめです!
乳首アタッチメントがあれば容器を移し替えず、缶や紙パックのままで飲めます。
ただ、うちの子は常温ミルクは飲まなかった。(なんでや…)
「明治ほほえみ らくらくミルク缶」を買っていたので、子どものちょこちょこ飲みで自分がイライラしそうだったら、未開封のミルクをミルクウォーマーで保温しておきます。
そして「もうミルク作るのしんどい!」となりかけたら、あらかじめ保温しておいた缶ミルクを開封して飲ませました。
さらにわが子は哺乳瓶でしか飲まなかったので、結局缶から哺乳瓶に移し替えたけど、それでもかなり楽でした。
紙パックミルクに使える乳首もあります。
容量125mlで少ないので、飲む量が少ない低月齢の時期に良さそうです。
そして紙パックをそのまま保温できるミルクウォーマーもあります。
USB充電式で、ミルクウォーマー自体が持ち運べるほどコンパクトなので、カバンに入れて外出中でも保温できます。
育児用品はどんどん進化していますね!
「私の時の育児は~」とか言ってしまいそう(言ってるかも)
けっこうお金がかかった
もうお気付きかと思いますが、ミルク作りを時短してお金がかかっています。
わが家で1年10か月のミルク育児にかかった金額は、ざっと32万円です。(2022~2023年の値上真っ只中)
- 哺乳瓶(わが家は西松屋3本)・・・約3,000円
- ミルクストッカー(わが家はダイソー製3セット)・・・約330円
- 保温ボトル(サーモス)・・・約1,300円
- ミルクウォーマー(ラルタン)・・・約6,000円
- 粉ミルク(ほほえみ)・・・1年10か月分で約25万円
- キューブの粉ミルク(ほほえみ)・・・大小2箱分で約8,000円
- ペットボトルの水(クリンスイ)・・・10か月分で約33,000円
- 液体ミルク(ほほえみ・基本的に非常用)・・・約7000円
- 哺乳瓶を洗うスポンジ(ダイソー4本くらい)・・・約440円
- 乳首(ピジョン母乳実感2個入り4セット)・・・約7,000円
哺乳瓶の消毒にはミルクウォーマーのスチーム機能を使ったので、消毒グッズは買っていません。
他にも計上していませんが、
- 試しに買ったけど失敗だった、哺乳瓶
- ミルクを飲まない時期に試しに買った、別メーカーの粉ミルク少量缶
- 哺乳瓶を乾かすのに買った、珪藻土マット(ミルク卒業後も使っている)
も買いました。それでも35万円未満です。
ミルクは「明治ほほえみ」が最安かと思うのでこれ以上は節約できませんが、もし1歳でミルクを卒業できたり、ペットボトル水でなく完全に湯沸かしで冷水を用意出来たら、20万円台で済んだかもしれません。
育児で頭がいっぱいだったので、お金のことを気にする余裕はありませんでした。
最後に
わが家のミルク作り時短術を紹介しました。
家が狭いので、大きなものは買えませんが小物をちょこちょこ買って、我ながらそれなりに工夫してミルク育児できていたのではないかと思っています。
この中に、皆さんのお役に立つアイデアが少しでも見つかれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。