私は出産前から子ども(第一子・一人っ子)が3歳になるまでの約3年間、専業主婦として育児をしてきました。
子どもを保育園に通わせて働くという方法をとらなかったのは、夫の労働時間が長くて私の負担が大きすぎるためです。
専業主婦で育児をしてきて辛かったと思うことを6つと、私なりのそれぞれのストレス軽減方法を紹介します。
「育児中に専業主婦って何が辛いの?」と思っている方や、辛い気持ちを他人と共有したい方の参考になればと思います。
子どもとずっと一緒にいなければならない
夫がいない平日の朝から晩まで、子どもの世話をするのは自分だけです。
子どもが泣いても自分にしか聞こえないし、あやしたり機嫌をとったりするのも自分だけ。
『この子の世話をするのは自分しかいない』という現実は、相当なストレスです。

私は特に初めての子どもなこともあって、(子どもが一人でどこかへ行ってしまったらどうしよう)(子どもが大けがをしてしまったらどうしよう)というプレッシャーも強くありました。

0~2歳頃の育児は「こんなに長い時間子どもと一緒にいられるのは、赤ちゃんのうちだけ!」という前向きでもっともな意見もあるくらい、本当に貴重で大切な時間であることは確かに事実ですが、
次の項目からの色々な理由も重なって、時折「この時間が辛い」と思うこともまた事実。
仕事を始めた今となっては、子どもとずっと一緒にいて色んな面を見られるメリットの方が大きかったです。
家の中を整理し、多少子どもを放っておいても安全な環境を作ることが第一です。
それから私は、子連れで自分も楽しめる場所やイベントによく行きました。
他にも子どもの写真をたくさん撮ってアルバムにして、育児で辛くなったときに見返してみると、辛い気持ちが和らぐこともありますよ。
『子どもの可愛い出来事』を集めた日記を書いたりしてもいいですね。
家事をしなければならない
育児中とはいえ、「専業主婦なら家事をしなければならない」という気持ちを持つ方も多いかと思います。
家に子どもがいると、「昼寝の邪魔になってはいけない」「ホコリを立てたくない」「子どもの世話で中々家事が進まない」などが日常茶飯事です。

私のずぼらな性格上、全体的には最低限の家事『掃除機かけ・洗濯・食事の準備・食器洗いなど』と、整理整頓など自分が気になるところばかりの、本当に家事の一部分しかしていませんが、
それでも「専業主婦なので最低限の家事は絶対しなければ」と思うこと自体がストレスでした。
家事時短グッズやアイデアを取り入れて、家事の手間を減らしたり、
自分の考える『最低限の家事』の線引きを下げたりすることで、「しなければならない家事」のハードルを下げることができます。
収入がない心配

私は退職後に妊娠・出産したので、完全無職でした。
厳密に言うと投資の配当金やポイ活などで現金収入はありましたが、せいぜい1年で1万円あるかないか程度。生活の足しにはなりません。
仮に2年間夫婦で無職でも生活できる貯金はあったので、「3歳で保育園に入れて働く」というプランを立て、育児中専業主婦生活を満喫することにしました。
ずっと無職のつもりはなかったですが、それでも「将来のお金」や「今使えるお金」がもっとあればいいのに、という気持ちはいつも持っていました。
まず家計簿をつけたり貯金額を確認して、家のお金の流れを定期的に把握しておくことが大切です。
子どもが22歳になるまでのスケジュール(ライフプラン)も分かる範囲で書き出す。
それから子どものイベントや物品・進学などにかかる費用の相場を前もって調べておくことで、
今後いつ頃、どのくらいのお金が必要になるかが予想でき、お金に関する必要以上の心配を減らすことができます。
コミュニケーション能力の低下

育児中専業主婦は、「今日は誰ともしゃべらなかった…」という日もあるかもれません。
マミーブレインが表れている方や育児で疲れ切っている方は、「頭が回らないので会話の波に乗れない」場面もあるのではないでしょうか?
私の場合は元から会話が得意ではないので、コミュニケーション能力不足に拍車がかかってそれはもう脳内が大変でした。
私は児童館や『つどいの広場』などの未就学児の遊び場に通い、少しずつ会話に慣れるようにしました。
「誰ともしゃべらない日があってもいい」「しゃべるときは悪口にならないようにだけ注意しておけばいい」「過去は振り返らない」などと考えることで、多少はストレスを軽減できます。
社会復帰の不安

先の『コミュニケーション能力の低下』も踏まえて、職に就いたときの心配もありました。
「家事と育児と仕事の両立どころか3つの役割を、急に私にできるのだろうか」という不安です。
しかも育休中ではなく無職の、就職活動からのスタート。
「先のことを心配しすぎ!」とも思いますが、性格の他にも、マミーブレインや日頃の生活ストレスで思考が後ろを向きがちなとき、考えてしまうことがありました。
社会復帰までにすること・したいことをリストアップして、少しでも前もって済ませておくことで、復帰後に気になることを減らして、総合的にストレス軽減に役立ちました。
私の場合、『家事効率を上げる』『整理整頓をする』『子どものフォトアルバムを作る』『3歳の七五三祝いを済ませる(数え年2歳で実施)』『ダイエットする』『在宅ワークを始める』『趣味活動を再開する』などを、専業主婦の間にしました。
ワーママに劣等感を持つ
自分で選択して専業主婦になったとはいえ、同い年の子を保育園に通わせて働いているママさんを見るとやはり「仕事して収入を得て、朝夕育児と家事もして、忙しいのにすごいなぁ。自分は育児と家事だけでもう気持ちが疲れて…」などと考えてしまいがちです。

しかし働いている育児ママからすれば、「子どもとずっと一緒にいるのはストレスで耐えられない!専業主婦の方が大変」というありがたい意見もあるようです。
どちらもそれぞれが選択した生活スタイルのちがいなので、優劣はないはずです。
今の自分との比較をせず、「そのうち私もそうなる」と目標のような目線で見るようにしました。
また「他人は他人。自分は自分」と個人の価値観と選択を大切にし、自分を下げずに他人を尊重するようにもしています。
最後に
私が0~2歳育児中専業主婦を経験して、辛かったことを以下の6つ紹介しました。
- 子どもとずっと一緒にいなければならない
- 家事をしなければならない
- 収入がない心配
- コミュニケーション能力の低下
- 社会復帰の不安
- ワーママに劣等感を持つ
後になって振り返ると些細なストレスですが、当事者にとっては「いつまで続くか分からない不安」でもあります。
育児中の専業主婦の方で、同じような気持ちで辛い思いをされている方の励みになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。