子どもの生後1週間くらいの頃、記念にネットで注文した手形のアクリルキーホルダー。
子どもの原寸大の手形の中に、名前、出生日、出生時刻、身長、体重を入れられます。
誕生石風ストーンも付けてもらい、とても良い記念品として飾っています。
扉に挟んで、折れてしまいました。
戻ることのない小さな手…痛々しい…悲しすぎる…
写真データとサイズ記録さえあればもう一度作り直せるのですが、初めての記念グッズに愛着が沸いてしまい作り直しは何だか気が引けたので、自分で接着することにしました。
アクリル製品を接着する方法と、失敗談も紹介します。
アクリル製品の接着剤「アクリサンデー」
アクリル製品の接着に「アクリサンデー」という商品があるようです。
最近は子ども・ペット・推し活などの記念グッズでも、アクリル製品がとても多いです。
アクリルを使ったDIYや模型製作などでよく使用されているようです。
わが家でもまた何か壊して使う機会はあるだろうと思い、接着剤を買いました。
「アクリサンデー」の注意点
「アクリサンデー」は家庭でアクリル製品を接着するのに使える一般的なものですが、有害物質です。
取り扱いには、充分な注意が必要です。
もちろん、子どもが絶対に手の届かないところに置いて使用しましょう。
「アクリサンデー」の使い方
1.作業場所と道具の確認
今回は平らなお盆で作業しました。これで子どもからの避難も簡単です。
アクリサンデーをこぼしてしまったときのために、キッチンペーパーを折って敷きました。
液体が肌に触れると危険なので、ポリ製の手袋必須。
液体を付けすぎたときにすぐ拭き取れるよう、捨ててもいいティッシュか布等も用意しておきましょう。
2.液体を容器に移す
パッケージには、液体が入った小瓶とは別に、小さな容器が入っています。
この小さな容器に、液体を少し移して少しずつ使用します。
液体に触れないよう、手袋をしましょう。
こぼしても大丈夫なように、洗面台で作業しました。
ほんの少しだけ液体を入れたら、同梱の注入針をふたにします。
針のふたは付けたまま。
3.アクリルグッズをテープで固定する
割れているパーツを合わせ、グッズの裏側にテープを貼って固定します。
必ず、グッズの裏側(印刷面)に貼ってください。
テープを貼っていない面にアクリサンデーをつけるので、テープは片面だけに貼りましょう。
4.アクリサンデーをつける
テープを貼っていないグッズの表面を上にして置きます。
割れている個所に、ふたを外した注入針の先端を当てます。
注入針が詰まっていなければ、容器を少し傾けただけで結構な量の液体が出てくるので注意。
ほんの少しの量をつけるだけで、継ぎ目に染み込んでいきます。
アクリサンデーを付けすぎると、グッズの表面に液体の跡が残ります。
アクリサンデーは揮発性が高いので(すぐ蒸発する)、液体があふれたらすぐ拭き取りましょう。
5.10分以内に固まる。完全接着は約24時間後
アクリサンデーをつけて約5分後。
見た目はもう乾いていますが、24時間は触らないようにします。
あふれた液体はすぐ拭き取りましたが、跡が残ってしまいました。
アクリルグッズがきれいに接着できた!
アクリサンデーをつけて24時間後。
すっかりくっついていました!
強度や触った感じは、割れる前のきれいな状態と変わりません。
つけすぎた液体の跡も、しっかり残っています。
裏から見ると、継ぎ目が見えます。
斜め下から継ぎ目を見る。
アクリサンデーをつけた表側は継ぎ目が埋まって、つけていない裏側の継ぎ目が見えているようです。
ここで私は思いました。
裏側もアクリサンデーをつければ、継ぎ目がもっときれいに消えるのでは?
これが失敗の元。
欲を出して失敗する
キーホルダー裏面の継ぎ目も埋めてみようと、裏面にもアクリサンデーを少しつけてみたのが失敗。
つけすぎたのでティッシュで軽く拭き取ると、手形の印刷が消えてしまいました。
印刷は薄っすら残って完全に消えたわけではありませんが、これなら継ぎ目が見えてる方がまだよかった。
まとめ
アクリル製品の接着剤「アクリサンデー」を使ってアクリルキーホルダーを修復した話を紹介しました。
アクリサンデーは強力なアクリル接着剤なので、修復だけでなく、DIYや工作にもおすすめです。
有害物質なので、取り扱いには充分に注意をしてください。
欲を出さず、表面だけに接着剤をつけましょう。
私の失敗から学んでいただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。