2歳8か月娘の、親子ともに初めての七五三をしました。
母親(私)と娘はレンタル着物で、自宅で着付けとヘアセット。
イヤイヤ期娘も無事に着物を着てくれました!
当日のスケジュールと、娘に和装をしてもらうために行なった事前準備・当日準備を紹介します。
- 娘2歳8か月、服イヤイヤ期。マイペースなわんぱく娘
- 近所のお寺で七五三参り
- 娘の服装:ネットレンタル着物セット
- 私(母)の服装:近所の着付け教室のレンタル着物セット(訪問着)
- 夫(父)の服装:スーツ
- 娘の着付けは私(夫も練習した)
- 私の着付けはセルフ着付け、祖母が手助け
- ヘアセットは元美容師の祖母
七五三で和服を着てくれた!この際スニーカーでもよし
娘に和服を着せる、ヘアセットをする、といった必要な練習はほとんどできないまま。
七五三当日、娘は足袋と下駄を嫌がっていましたが、メインの着物を着てくれたのでこの際、靴下+スニーカーでも良し。
たまたまですが着物とスニーカーの色が合っていて、全く違和感がありませんでした。
実際に着ていた着物とスニーカーはこちらです↓
ちなみに、着物セットに入っていた下駄は赤色でした。これも可愛かったなぁ…。
七五三参り当日のスケジュール
事前に考えていた当日スケジュールは、次の通り。
実際、当日はほぼスケジュール通りに進めることができました。
5:00 | 私と夫、適当に起床。 洗濯、各々朝食、洗顔・化粧など済ませておく。 |
7:00 | 祖母(私の母)が着付けを手伝いに訪問。 |
自宅で私(母)ヘアセット、着付け | |
娘いつも通り7:00頃起床。朝食や歯磨きなど | |
9:00 | 私が着物を着た状態で、娘のヘアセット、着付け |
10:00 | 家を出る。車で近所のお寺へ行く。 |
お寺で祖父、義両親と合流 | |
10:30 | 御祈祷開始 |
写真撮影など境内をうろうろ | |
11:00 | お寺を出る。自宅へ帰る。 |
着物を脱いで洋服に着替える | |
11:30 | 家を出る。近所のおしゃれレストランでランチ |
私と娘は自宅でセルフヘアセットと着付け、夫はスーツを予定していました。
セルフヘアセットと着付けですが、ヘアセットと着付けができる祖母(私の母)にも手伝ってもらいました。
私がヘアセット・着付けをしている間に、夫が娘の朝食・着替え・歯磨きやおむつ交換など全てしてくれ、(感謝!)
また子どもの着付けが思った以上にスムーズに進んで、御祈祷の前後には予定より余裕のあるスケジュールになりました。
ちなみに朝食は、朝が早かったので夫婦各自で摂りました。
私はダイエット中なので栄養と手軽さ重視の、プロテインドリンクとベースブレッドを朝食にしました。
ベースブレッドはコンビニでも売っているので、試しに1個だけ食べたい方などはコンビニで買うことをおすすめします。
この程度の量ならカロリーや栄養は摂れるのにお腹が膨らまないので、着物を着るときに苦しくありませんでした。
洗う食器もほとんどなく、後片付けもラクチン。
2歳娘の和装のために事前に準備したこと
娘は2歳8か月、イヤイヤ期真っ盛り。
しかも服にこだわりがあり、普段着すら決まった物しか着てくれません。
そんな娘に和装をしてもらうため準備していたことを紹介します。
約3か月前・・・着物に見慣れてもらう
娘は普段から和服を見る機会がなかったので、七五三参りの約3か月前辺りから目で慣れてもらうように環境を作りました。
- 3歳七五三のモデル写真を印刷して、おもちゃコーナーに置いておく
- YouTubeで3歳七五三の動画を見せる
- 古い子ども着物があれば、部屋に置いておく
- 私(母)の着付け教室に連れて行く
- 私(母)の和服姿を実際に見せる
↑ベランダガラスに結露で貼り付けられたモデル写真。
好きに遊んでもらいました。これも見慣れる一環…。
約3か月前~前日までの間・・・子どもの好きな色・デザインの着物や小物を用意する
- 子どもの好きな色やデザインの着物を用意する
- 子どもが気に入りそうなデザインの足袋ソックスを用意する
- 好きなキャラクターのヘアクリップを用意する
- ヘアアクセサリーはクリップとゴム、2種類のタイプを準備する
子どもの好きな色やデザインの着物を用意する
七五三の予定日の約3か月前に、娘のレンタル着物を予約しました。
秋の七五三シーズンに近くなると、好みの着物の予約が取れなくなることがあるかもしれません。
もし秋の七五三シーズンに着せるなら、その年の夏頃には予約しておくことをおすすめします。
特に出張着付けやスタジオ撮影を考えている方は、早めの予約がいいと思います。
娘は普段から黄や赤色が好きと言っているので、一応本人に確認してから、黄色や赤色が入った着物をインターネットで探して、七五三の御祈祷の予約日に合わせてレンタル注文しました。
ネットでレンタルすると、宅配で届きます。
着物の使用後は、届いたときの箱に戻し、届いたときに同梱してある返送用の宅配依頼書を貼って、また宅配業者に依頼するだけで済みます。
返却時も、宅配業者に事前に申し込みをすれば自宅に荷物を取りに来てもらえるので、とても簡単に返却できます。
子どもが気に入りそうなデザインの足袋ソックスを用意する
足袋ソックスは、白い足袋を履いてくれないときに使うつもりで買いました。
アニメなどのキャラクター柄はあまりありませんが、ケーキや動物などかわいいデザインの子ども足袋は売っています。
「普段履いている靴下を履いて、上から無理やり草履を履く」という方法も有りですね。
ちなみに娘はケーキ柄が気に入って何度か履きましたが、七五三当日は嫌がって履きませんでした。
子どもなんてそんなもんですよね…
好きなキャラクターのヘアクリップを用意する
3歳七五三の和装では、着物の上から、帯を締めなくていいように被布(ひふ)を着ます。
子どもっぽさが表れてかわいいですよね。
娘は着付け練習時、着物を着ると、その上に被布は着てくれませんでした。
被布を着ないときの対策用に、娘の好きなピカチュウのヘアクリップを用意しました。
↑先が細くなっていたので、安全のためフェルトを縫い付けました。
被布に付けて「ピカチュウの被布だよ!かわいいよ!」と言って着せる予定でした。
結果としてクリップなしでも被布を着てくれましたが、着物に付けたり、機嫌が悪くなった時の対策にも使えると思います。
被布や着物を嫌がる男の子の場合にも、使えそうですね。
ヘアアクセサリーはクリップとゴム、2種類のタイプを準備
娘はヘアクリップやカチューシャを自分で外してしまうので、レンタル着物とセットになっていたクリップアクセサリーの他に、自前でゴムタイプのヘアアクセサリーを用意しました。
できれば着物と同じような色の、大きめの和風な花や飾りの付いたヘアゴムを買いたかったのですが見付けられず。
ダイソーの大きめの和風な花のヘアピンを購入。
ピンを外し、花だけヘアゴムに取り付けました。
七五三当日、ヘアクリップは娘の髪に付け、ゴムタイプは私がずっと持ち歩きました。
結果として、レンタル着物セットに入っていたヘアクリップをずっと付けていてくれました。
約2週間前・・・子ども着物の着付けを練習、イメージする
- 子ども着物の着付け教室に行って着付け練習
- 子ども着付けの動画を見る
- 襦袢は袖なし・マジックテープタイプを使った(着付け教室で借りた)
子ども着物の着付け教室に行って着付け練習
私たちは夫婦で着物の着付け初心者・私が着付けに興味があったので、今回着付け教室に行きました。
私が行った着付け教室は、七五三の子ども着付けレッスンは1回のみ。
着付けも簡単だったので、レッスン1回で着付けを2、3回練習できました。
子ども着付けの動画を見る
家では2回ほど、YouTubeで3歳着付けの動画を見て確認。
子どもも一緒に見ることで、「自分と同じくらいの子が着物を着ている」様子を見る機会にもなります。
襦袢は袖なし・マジックテープタイプを使った
また私の通った着付け教室で貸していただけた子ども襦袢は、「袖がない・腰紐ではなくマジックテープで留める襦袢」でした。
袖がないと着物を着せる時に袖に引っ掛かることがなく、腰紐がないと紐がゆるくて落ちる・結ぶときに手間取ることもなく、とてもスムーズに襦袢を着せることができました。
子ども襦袢の袖を切る、胸元の重なる部分にマジックテープを付ける、この程度なら少し裁縫をする方ならできるのではないでしょうか。
着物は中古販売も多いので、フリマアプリで探してみるのをおすすめします。
1週間前・・・着付け段取りの最終確認、買い物
- 着物を着て出かけることを子どもに伝えておく
- 御祈祷を予定している寺社へ、事前に遊びに行く
- 到着したレンタル着物を確認しつつ、着付けの段取り確認
- 好きそうなお菓子や食べ物を数種類購入する
- 前日、スマホの充電を満タンにしておく
着物を着て出かけることを子どもに伝えておく
娘には何度か「着物を着て、みんなでお寺に行くよ」と簡潔に、嫌がられない程度に伝えていました。
七五三の1週間前には、前日までに3回程度しか伝えていません。
あまりしつこく言いすぎると嫌なイメージを持ってしまう危険もあるので、機嫌のいい時に、あくまで控えめに伝えることにしました。
当日、私たち親が準備しているのを見て「そういえば着物着て出かけるって言ってたな」とぼんやりでもわかってくれていると、当日のお出かけもスムーズに行く可能性が高くなる…かもしれません。
御祈祷を予定している寺社へ、事前に遊びに行く
もし可能であれば、子どもを連れて、御祈祷を予定している寺社へ下見に行くことをおすすめします。
慣れない場所を怖がる子どももいるので、下見をしていると七五三当日は子どもの緊張も軽くなると思います。
わが家は七五三シーズンの終わりかけ12月頭に七五三の予約をしたので、それまでの週末にお寺の下見に行くと同時に、他のお子さんの七五三の様子を見せることができました。
実際に「自分と同じくらいの子が着物を着ている姿」を子どもが見ることで、「自分も同じようにするんだな」と目で見てわかってくれる…かもしれません。
到着したレンタル着物を確認しつつ、着付けの段取り確認
娘が着付け練習を嫌がるので、子ども着付けの練習はほとんどできませんでした。
七五三当日も朝から忙しくバタバタするので、到着したレンタル子ども着物の中身を確認しながら着付けの段取りをイメージして復習しました。
好きそうなお菓子や食べ物を数種類購入する
子どもの着付けやヘアセットで、気を紛らわせたり機嫌を良くするためのグッズは欠かせません。
お腹が空くのが一番機嫌を損ねるので、「七五三はお菓子パーティ」と割り切って、食べてくれそうな物をいくつか用意しました。
娘はお菓子とパンが好きですが気分で食べるものが違うので、好きなロールパンの他に食べたことのないポケモンパン、お菓子5種類ほどを購入しておきました。
個包装だと外出時にも持って行けたり、余った分を保管しやすくなります。
着付けやヘアセットで嫌がったときに、小出しにして使います。
それまでは子どもに見付けられないよう、隠しておきました。
好きなデザインのシールを購入する
子どもってシール大好きですよね。
着付けやヘアセット時に、好きなシールで機嫌よくしてくれる場合もあるかもしれません。
100円ショップで乗り物シール、ネット通販やファンシー文房具店でアンパンマンとピカチュウのシールを買いました。
シールもお菓子と同様に、機嫌が悪くなった時にシート1枚ずつ出して使えるよう、隠して保管します。
未使用のシールはまたの機会使えるよう、見つからない場所で保管しています。
前日、スマホの充電を満タンにしておく
七五三当日、子どもの姿を撮影するのはもちろんですが、着付けやヘアセット時のご機嫌取りに動画を見せるためにもしっかり充電をしておいてください。
娘の着付け・ヘアセット時、シールも渡しましたが、結局スマホでYouTubeを見せて着付けとヘアセットをしました。
ただでさえ毎日動画を見せてしまって反省することもありますが、逆に七五三など大事な日こそうまく使いましょう。
一生に一度の3歳の七五三。できるだけ主役が機嫌よく過ごせるのが一番です。
最後に
2歳8か月、私にとっても子どもにとっても初めての七五三で和装を計画し、無事に終えられて安心しました。
どれだけ下準備をしていても、和服を着てくれない可能性もあったと思います。
最近では「2歳の11月15日に七五三参りをする」という習慣も自由になっており、3歳になって少し落ち着いてからお祝いしたり、洋装でお参りする、春や夏にスタジオで写真撮影だけする、など家庭によって様々です。
一生に一度の3歳のお祝いなので、心残りがないよう良い思い出にしましょう♪
私の経験が、2歳で和装の七五三を考えているご家族の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。